長澤 一秋
冷生地工場・生産管理サブリーダー
2002年4月入社 茨城県出身
趣味はスポーツをやることと観ること。最近はお子さんの影響で、アンパンマン(!)にどんどん詳しくなっているという。
茨城県出身の私は子供の頃からリスカのお菓子が好きで、そこに就職すればお菓子がいっぱい食べられると思い、リスカと、グループ会社であるリバティーフーズの就職試験を受けました(笑)。結局、リバティーフーズに入社することになったのですが、私の入社時期はちょうど冷生地工場の立ち上げと重なっており、イチから新工場での仕事に携われるということが、当時の私にはとても魅力的でした。
以来、ずっと冷生地工場で働いているのですが、入社5年目にひとつのラインの管理を任されたことがありました。当時、その部署で作っていたパン生地は内部の空洞が原因で、焼く段階で10%以上のロスが出ていました。私はその解決にあたったのですが、試行錯誤の結果、それまで必要だと思われていたある部品を外して生産すると、生地に空洞がほとんど発生しないことが分かったのです。これによって焼成工場でのロスを1%以下にすることができました。これが、今までで一番うれしかったことですね。
焼成工場の受注数(セブンイレブン各店舗の注文合計数)を予測し、それに合わせて原料を発注し、生産計画を立て、生産歩留り(原料の量から期待される生産量に対して、実際に生産される製品の量)を鑑みながら冷凍生地の在庫管理、出荷管理、原料管理を行うのが、現在の私の仕事。いわば工場の頭脳を担っている仕事なので、自分の工夫次第で効率の良い生産計画を実現することができ、それが生産段階でのコストダウンや良い製品を作るための環境づくりにもつながる。これは、非常にやりがいがあります。
なお、私は仕事をする上で人と人とのつながりを大切にしています。新しい商品を考える人、原料を届けてくれる人、パンを作ってくれる人、パンを買ってくれる人……。
そうしたすべての人のおかげで、自分の仕事は成り立っていると思うのです。私を支えてくれるすべての人に感謝する気持ちを忘れず、私も他人から感謝されるような人間になりたいと、いつも思っています。
My Weekly Schedule
- 新商品の冷生地の受注確認および原材料の登録作業
- 生産2日目の新製品(冷生地)の受注確認
- 今週の生産計画の確認および次週の生産計画の作成
- 次週の生産計画に合わせた原材料の発注
- 翌週に生産が開始される新商品の冷生地生産および出荷
- 新商品の生産計画表づくりなどの雑務をこなす
- 現場作業のヘルプ業務
※自分の休みは月曜あるいは火曜に取ることが多い
自らの現場経験を踏まえて
カイゼン案を実践
私は2009年から生産管理に就きましたが、その際に考えたのは「ヒトをうまく動かすこと」でした。それまでは時間帯によって人が足りなくて非常に忙しいラインができたり、逆に暇な人が多く出てしまうラインができたりと非効率的でした。それを解決するために私は、1日の作業工程表にヒトの動きも記入するようにしたのです。これによってヒトの動きにムダがなくなり、生産効率が向上しました。