中村 祐樹
製造第二グループ・グループ長
1997年4月入社 茨城県出身
趣味はブラックバス釣りや筋力トレーニング、読書など。細かなことだが、家の玄関の靴をそろえる習慣を大切にしているという。
20代前半の頃の私は、決して真面目な社員ではありませんでした。当時は今よりも仕事が忙しかったこともあり、頻繁に上司へ不平を言ったり、まわりの社員に辛い態度をとってしまうことも。ただ、そんな私に対しても、現在の鳥山社長を始めとする上司はとても気を遣ってくださいました。
飽きっぽい性格の私が少しでも意欲的になれるようにと、新しい工場の立ち上げに2度も携わらせてくれたのです。新しい工場には経験者として派遣されるわけですから、現場では自分がまわりから頼られる存在となります。そんな経験をさせていただくうちに、自分の中に自然と仕事に対する責任感が芽生えてきたような気がします。
これまでのキャリアを振り返ってみると、私はかなり異動が多い方なのですが、それは今になって思うとすべてプラス方向に働いています。もちろん、当時は厳しいことも多々ありましたが、その厳しい時期を自らの力で乗り越えられたからこそ今の自分があると思うのです。
現在は二次加工、包装、仕分けを統括する製造第二グループのグループ長として、モノとヒトの管理を担当しています。モノに関しては、工業化ラインテストからの新商品立ち上げ、商品の生産計画や業務改善計画の立案などを実施。ヒトに関しては、部署間での人事異動や従業員との面談、パートさんの採用面接などを行っています。
ちなみに、私は仕事を進める上で「いかに楽をして、良い品質のモノを生産できるか」にこだわっています。「楽」というのは、従業員にとって作業がやりやすい環境が用意されているということ。作業がやりやすければ、自然と商品の品質も生産性も向上すると思うのです。
また、これは「楽」とは若干矛盾しますが、途中の過程でほんの少しだけ手間をかけてやれば、その後の作業がやりやすくなったり、品質が安定したりすることもあります。つまり、この「楽」と「ちょっとした手間」とをうまくバランスさせながら仕事を進めることが大切なのです。
My Weekly Schedule
- 新商品の製造開始にともなう各種確認作業を行う
- 前日の夜に生産した商品の出来具合をチェック
- 生産が滞りなく進んでいるかの現場チェック
- 翌々週に新発売されるサンプル商品の製造確認
- 生産状況の確認
- グループ長として現場管理を実施
- 翌週の生産計画を立てる
※自分の休みはシフトを見ながら人数が多い日を選んで取ります。
自分にとって2002年は
“変化の年”
何カ所かの現場を経験したことで自分自身が変わっていくのを実感した私ですが、そのきっかけは2002年に冷生地工場へラインのリーダーとして赴任したことでした。完成したばかりの工場ということもあり、このときは自分からまわりのスタッフを気遣って接するよう心がけたのです。すると、まわりを見る余裕ができて、自分自身を冷静に見つめ直すこともできた。これは大きな発見でしたね。